ダニアレルギーの症状と予防策
ダニは人が頻繁に利用する場所に生息する微小な虫です。温かく湿度が70%以上の環境で繁殖し、死んだ皮膚細胞を餌にし、空気中の水分を吸収して生きています。
ダニの死骸や糞はほこりに混ざり、私たちが吸い込むことで体内に入ります。これらのほこりにはタンパク質が含まれ、体はアレルギー反応を起こす抗体を産生します。抗体ができると、ダニに対する感作が進み、さまざまな症状が現れます。
目・顔・皮膚
- 目がかゆくなり、涙が出て、赤くなる。また、目の下に暗いクマができることがあります。
- 顔に圧迫感や腫れ、痛みを感じることがあり、時には発疹やじんましんが現れます。
鼻・喉・副鼻腔
- 花粉症と似た症状が出ます。くしゃみ、鼻汁、鼻づまり、鼻のかゆみ、鼻が詰まった感じが続きます。
- 喉がかゆい、または痛むこともあります。
胸・肺
- 持続的な咳や胸の圧迫感が生じます。
- 呼吸がしにくくなり、睡眠中に目が覚めることや息切れ、喘鳴(ぜんめい)が起こります。喘息の方は発作が頻発したり、吸入薬の使用量が増えることがあります。
リスク要因と合併症
- 家族にアレルギー体質がある人や、ほこりへの曝露が多い人、特に子どもはダニアレルギーになりやすいです。
- 鼻腔が長期間詰まることで副鼻腔炎を併発することがあります。
予防・対策
- マットレスやボックススプリングにダニ防止カバーを使用し、ダニの生息環境を減らします。
- 枕や寝具は最低週に一度は洗濯し、清潔に保ちます。
- カーペットや厚手のカーテン、布製家具は可能な限り取り除きます。
- 週に一度は掃除機をかけ、濡れた布で表面のほこりを拭き取ります。
- エアコンや換気システムのフィルターを定期的に交換・清掃し、空気中のダニを除去します。
