猫アレルギーの治し方:免疫療法で根本解決
猫のフケや唾液に含まれるたんぱく質に対して免疫が過剰に反応し、くしゃみや咳、目のかゆみ、鼻水などの症状が出ます。重症例では喘息を引き起こすこともあります。近年、免疫療法(アレルゲン免疫療法)が根本的な治療法として注目されています。
アレルゲン免疫療法
アレルゲン免疫療法は、アレルギーの根本原因に対処し、長期的に症状を抑える唯一の確実な方法です。薬で症状が抑えられない、またはアレルゲンを回避できない場合に選択されます。猫アレルギーに限らず、他のアレルギーを併せ持つ患者にも適用されます。
治療は「アレルギーショット」と呼ばれる、微量のアレルゲンたんぱく質を含む注射を定期的に行うことで進められます。時間をかけて免疫系を慣らし、猫のフケに対する過敏反応を抑制します。
治療の流れ
マヨクリニックの専門家によると、猫アレルギー免疫療法は「ビルドアップ期」と「メンテナンス期」の2段階に分かれます。治療期間はアレルギーの重症度や他のアレルゲンの有無により異なり、数年にわたることが一般的です。
ビルドアップ期では、1~2週間に1回の頻度で注射を行い、3〜6か月かけて投与量を徐々に増やします。
メンテナンス期に入ると、4週間に1回の注射を最低3年間継続します。症状が安定すれば、さらに長期間、あるいは生涯にわたってメンテナンス注射が必要になるケースもあります。
デメリットと副作用
免疫療法は即効性がなく、効果が現れるまでに数年かかります。そのため、症状が軽い場合はアレルゲン回避の方が現実的と感じる人も多いでしょう。
注射に伴う副作用として、注射部位の痛みや腫れ、炎症が一般的です。まれに蕁麻疹や鼻づまりが起こることもあります。極稀なケースですが、アナフィラキシー反応が起きた場合は緊急治療が必要です。
