子どもの乳製品アレルギー:兆候と症状
乳製品アレルギーの原因は?
乳製品に含まれるたんぱく質(カゼインとホエイ)を免疫系が誤って「危険」と認識すると、抗体が産生されます。再度摂取するとヒスタミンが放出され、鼻水、じんましん、嘔吐、呼吸困難、最悪の場合はアナフィラキシーといった症状が現れます。子どもはカゼイン、ホエイ、またはその両方に対してアレルギーを示すことがあります。
乳製品アレルギーの兆候と症状
症状は個人差が大きく、軽度から重度までさまざまです。摂取後数時間で現れる典型的な症状は、じんましん、嘔吐、喘鳴(ぜんめい)です。その他、下痢、咳、腹痛、皮膚の発疹、鼻水などが遅れて出ることもあります。母乳を通じて乳たんぱくが伝わる場合は稀です。
危険な場合:アナフィラキシー
乳製品アレルギーが原因でアナフィラキシーを起こすことはまれですが、起きた場合は命に関わります。気道が閉塞し呼吸ができなくなるほか、めまい、意識消失、心拍数増加、血圧低下によるショックが見られます。緊急時は救急搬送が必要で、エピネフリン自己注射薬での治療が行われます。米国アレルギー・喘息学会によると、食物アレルギー全体の35〜50%がアナフィラキシーの原因です。
アレルギーと不耐症の違い
アレルギーは免疫系が関与し、皮膚や呼吸器に症状が出ます。一方、乳製品不耐症は消化器系の問題で、膨満感、ガス、下痢などが主症状です。正確な診断は皮膚テストや血液検査で行います。
子どもを守るためにできること
最も確実な予防策は、乳製品を摂取させないことです。乳アレルギーの赤ちゃんには母乳や低アレルゲン・大豆ベースのミルクが推奨されます。固形食を始めたら、パッケージの成分表示を入念に確認しましょう。「乳製品不使用」でもカゼインやホエイが含まれることがあります。また、牛乳アレルギーの子どもは羊や山羊のミルクも同様にアレルギー反応を起こすことが多いです。重度のアレルギーがある場合は医療用ブレスレットの着用や、エピネフリン自己注射薬の携帯を小児科医と相談してください。
