なぜある人はアナフィラキシーショックを起こし、他の人は起こさないのかははっきりしていませんが、アレルギー体質や脆弱な喘息を持つ人はショックを起こしやすい傾向があります。ナッツ、ピーナッツ、卵、乳、豆腐・大豆製品、小麦、魚介類などの食物や、少量でも反応を引き起こすことがあります。また、虫刺されの毒、ラテックス、筋弛緩剤、抗生物質、造影剤、局所麻酔薬などの医薬品も原因となります。

必要なもの

  • エピペン(Anapen)または同等の自動注射器

手順

  1. 血液輸血・薬剤投与の停止

    まず病院では、血液輸血や薬剤投与を中止します。継続すると特定の白血球が増加し、症状が悪化する恐れがあります。

  2. エピネフリン(アドレナリン)の投与

    医師の指示に従い、エピペンで皮下に注射または吸入します。血圧上昇、呼吸困難の改善、腫れの抑制が期待でき、投与後は速やかにショックから回復します。

  3. 抗ヒスタミン薬の使用

    呼吸困難がない場合は抗ヒスタミン薬を服用します。腫れが軽減し、30分程度で症状が緩和しますが、改善が見られなければエピネフリンの追加投与を検討します。

  4. ステロイド・酸素・点滴療法

    エピネフリンの効果が切れた後もショックが続く場合、医師の判断でコルチコステロイド、酸素投与、静脈点滴を行います。

  5. 体温管理

    治療後は体温を下げ、過度な運動や熱い入浴、アルコール摂取を12時間ほど控えます。高温は血流を促進し、再発リスクを高めます。

  6. 医療機関へのフォローアップ

    後日病院を受診し、担当医やスタッフに自分のアレルギー歴を伝えておきます。アナフィラキシーは8〜12時間後に二相性反応として再発することがあります。

  7. エピペンの携帯

    常にエピペンまたはAnapenを持ち歩き、ショックが起きた際に自分で注射できるようにします。使用しないまま死亡するケースが多いため、必ず携帯し、使用方法を熟知しておきましょう。

  8. 医療用アラートブレスレットの装着

    アレルギー情報を記載したブレスレットを身につけ、救急隊や周囲の人が迅速に適切な処置を行えるようにします。