副鼻腔手術の代わりにできる治療法

慢性・急性副鼻腔炎は、粘液の排出、顔面痛、腫脹、鼻詰まりを伴う持続的な感染症です。手術は最終手段として行われますが、まずは薬物療法で改善を図ります。医師は鼻づまりを和らげる薬、抗ヒスタミン薬、食塩水スプレーを処方し、重症例には抗生物質を使用します。

食塩水鼻スプレー

  • 市販品と処方箋で入手できる食塩水スプレーは、鼻腔を洗浄し炎症を抑えることで一時的な症状緩和に役立ちます。市販品には防腐剤(ベンザルコニウム塩化物)が含まれることがあり、長期間使用すると鼻の防御細胞が減少し感染リスクが高まります。使用は3日以内にとどめ、症状が悪化したら中止してください。

  • 処方されるステロイド系スプレー(例:ヴァンセナーズAQ、フロネーズ、ナサコートAQ)は医師の指示に従って使用します。副作用として頭痛、アレルギー反応、顔面痛、皮膚発疹、長期使用による皮膚の薄化やにきび、あざが報告されています。異常を感じたら直ちに医師に相談してください。

鼻づまり改善薬・抗ヒスタミン薬

  • アレルゲンへの長期曝露が慢性副鼻腔炎を引き起こすことがあります。2週間に1回程度の徹底的な掃除で症状を軽減できます。市販の鼻づまり改善薬は血管を収縮させ粘膜の腫れを抑え、鼻詰まりや顔面痛を和らげます。抗ヒスタミン薬はヒスタミンの作用を阻害し、アレルギー症状を抑制しますが、眠気を引き起こすことがあるため機械操作は避けましょう。

抗生物質

  • 慢性副鼻腔炎には7〜10日間の抗生物質治療が必要です。代表的な薬はペニシリン系、セフェム系、マクロライド系、フルオロキノロン系です。ペニシリンやセフェム系は細菌の細胞壁合成を阻害し、マクロライドやフルオロキノロン系はタンパク質合成を妨げます。

  • 処方通りに服用し、副作用に注意してください。セフェム系は胃の不快感、吐き気、倦怠感、膣分泌物が出ることがあります。マクロライド系は頭痛、下痢、味覚異常、一時的な難聴を起こすことがあります。フルオロキノロン系は不整脈、吐き気、視覚障害、むくみ、体重増加、稀に幻覚や呼気がフルーツのようになるなどの症状が報告されています。

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