カビアレルギーの症状と対策

湿潤な気候や湿気の多い環境を訪れた際に呼吸器症状が出ることがありますが、これはカビやカビ類へのアレルギーが原因である可能性があります。メイヨークリニックによると、カビやカビ類に曝露されると、喘鳴や鼻水といった呼吸器症状が現れることがあります。その他、鼻づまり、くしゃみ、目の刺激、鼻副鼻腔頭痛、咳、呼吸困難なども報告されています。まれに皮膚のかゆみやじんましんが現れることもあります。すべてのカビがアレルギー反応を起こすわけではなく、あるカビに対してアレルギーがあるからといって、すべてのカビに対してアレルギーがあるとは限りません。アレルギー反応を起こしやすい代表的なカビは、アルタナリア、アスペルギルス、クラドスポリウム、ペニシリウムです。

カビとは何か

カビやミルデューは真菌の一種です。実際に問題となるのは、繁殖過程で作られる「胞子」です。胞子は非常に軽く、かき乱されると空気中に拡散し、アレルギー体質の人に症状を引き起こします。カビにアレルギーがある喘息患者は、症状が重くなると重度の発作に至ることがあります。

カビが繁殖する場所

カビは見落としがちな場所にも繁殖します。室内では冷蔵庫のコイルやドアパッキン、ゴミ箱、洗濯機、乾燥機の排気口、カーペットやカーペットパッド、室内エアコン、さらにはウレタン製の枕やマットレスにまで生息します。屋外では、堆肥や枯葉、腐りかけた穀物など、湿っている有機物全般がカビの温床となります。

黒カビ(スタチボトリス)

黒カビの毒性については学術的に議論が続いています。一般的なカビとは異なり、特有のカビ臭がしないことがあります。黒カビは、吐き気・嘔吐・腹部不快感・鼻血・めまい・記憶障害、さらには肺出血や死亡例まで報告されていますが、症状が直接カビそのものによるかは不明です。むしろ、黒カビが繁殖しやすい湿度50%以上の環境自体が健康を損なう要因です。湿度が高い部屋は除湿機で乾燥させることが重要です。

アレルギーができやすい人

アレルギー体質の家系に属する人は、カビアレルギーになるリスクが高まります。喘息や嚢胞性線維症の患者、免疫力が低下している人も注意が必要です。乳児は免疫システムが未熟なため、カビへの曝露をできるだけ避けるべきです。職業的にカビに触れる機会が多い農家、酪農家、製粉工、木工職人、伐採作業者、ワイン醸造者、温室作業員、パン職人、家具修理工などもリスクが高いとされています。

治療法

最も効果的な対策は、カビへの曝露を避けることです。曝露が多いほど症状が出やすくなります。カビアレルギーが疑われ、症状が日常生活に支障をきたす場合は、アレルギー専門医の診断を受けましょう。治療法としては、抗ヒスタミン薬や点鼻薬、ステロイド薬などが用いられます。

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