乳製品アレルギーとは
乳製品アレルギーは、乳製品中のたんぱく質に対して免疫系が異常に反応し、IgEというアレルギー抗体を産生することで起こります。乳製品アレルギーは、乳幼児や子どもに最も多い食物アレルギーとされ、多くは成長とともに自然に克服しますが、成人まで続くケースもあります。
症状
- 摂取後数分から最大4時間以内に、口や唇のしびれ、かゆみ、腫れが現れることがあります。
- 呼吸困難、じんま疹、激しい下痢や嘔吐も起こり得ます。
- 最も重篤なケースはアナフィラキシーで、気道が腫れて意識を失う危険があります。
診断
- 乳製品アレルギーが疑われる場合はまず医師に相談し、必要に応じてアレルギー専門医の診察を受けます。
- 主な検査は、血液中のIgE抗体を測定するRAST検査と、皮膚に少量の乳たんぱく質を刺して反応を見る皮膚プリックテストです。
- 皮膚テストでは、赤く腫れた部分(膿胞)ができるかどうかでアレルギーの有無を判断します。
治療
- 根本的な治療法はなく、乳製品を含む食品を徹底的に避けることが基本です。
- 重度のアレルギーの場合、医師はエピネフリン自己注射器(エピペン)を常備するよう指示します。
食物アレルギーと暮らす
- 食品のラベルをよく確認し、乳、バター、チーズ、カゼイン、ホエイなどの成分を避けます。
- 調理やベーキングには、豆乳や米乳、植物性マーガリンなどの代替品が利用できます。
誤解と正しい知識
- 乳製品アレルギーと乳糖不耐症は混同されがちですが、乳糖不耐症は乳糖を分解できないために起こる消化不良で、免疫反応は関与しません。
