洗剤によるアレルギー反応
多くの洗剤には、洗濯後も衣類に残る香料や染料が含まれています。これらは敏感な人にアレルギー反応を引き起こすことがあります。
症状
- 洗濯用洗剤に含まれる香料や染料が皮膚に接触すると、赤みやかゆみ、蕁麻疹などの接触皮膚炎が起こります。また、鼻づまり・鼻水・喘鳴・喘息発作といった呼吸器症状が単独または皮膚症状と同時に現れることもあります。
予防・対策
- 敏感肌や過去に皮膚炎の経験がある場合は、無香料・無染料・低刺激(ハイポアレルゲン)洗剤を使用してください。代表的な製品は『Seventh Generation』『Planet』『Method Baby』などです。スーパーマーケットでも同様の無香料・無染料タイプが販売されています。さらに、洗濯時に余分なすすぎを1回追加すると、残留洗剤をより確実に除去できます。
治療法
- 局所的な発疹の場合は、ジフェンヒドラミン配合の外用抗ヒスタミン薬やヒドロコルチゾン軟膏を塗布すると症状が緩和します。市販の抗ヒスタミン剤でも効果があります。症状が重篤(広範囲の蕁麻疹、呼吸困難、喉の腫れなど)な場合は直ちに医療機関を受診してください。アレルギーの原因特定には皮膚刺痕テスト(スクラッチテスト)を受けるとよいでしょう。
注意喚起
- 香料入り洗剤の蒸気は、感受性の高い人に重篤なアレルギー反応を引き起こすことがあります。息苦しさや嚥下困難、広範囲の蕁麻疹・腫れが現れたら、速やかに救急医療を受けてください。
考慮すべき点
- 可能であれば、アレルギーを引き起こす特定の染料・香料・化学物質を特定し、石鹸・食器用洗剤・ヘアケア製品でも同様の成分を避けましょう。幼児は皮膚が特に敏感なため、ベビー用や低刺激の洗剤を選んで衣類や寝具を洗うことを推奨します。
