自分の記憶が失われているかを確認する方法
はじめに
記憶力の低下はアルツハイマー病だけが原因ではありません。うつ病、甲状腺機能低下症、脱水、脳への血流を阻害する動脈硬化、特定の薬剤、軽度の脳震盪、過度の飲酒なども記憶障害を引き起こす可能性があります。まずはこれらの可逆的な要因を除外し、アルツハイマー病かどうかを見極めることが重要です。
チェックリスト
ステップ1:薬の副作用を確認する
服用中の薬に記憶障害の副作用がないか、薬剤師に尋ねましょう。薬が原因でなければ、他の原因を探す必要があります。
ステップ2:自覚度を評価する
自分が記憶障害に気付いているかどうかを確認します。年齢に伴う軽度の物忘れは、本人が「ちょっと時間がかかる」程度で認識できることが多いです。一方、アルツハイマー病の初期段階では、何が起きているか分からずイライラしたり、問題を無視しようとします。
ステップ3:身体検査を受ける
医師の診察で、甲状腺機能低下やビタミン欠乏、脱水など、治療可能な疾患がないか調べてもらいましょう。原因が特定され治療すれば、記憶機能が改善することがあります。
ステップ4:医師に相談し、除外検査を受ける
医師にアルツハイマー病の除外を依頼し、質問票や簡易認知テストを受けます。例としては「同じことを繰り返し言うか」「約束や予定を忘れるか」「身近な場所で道に迷うか」「家計簿の管理はできるか」などがあります。
ステップ5:家族を同伴する
診察時に家族や信頼できる人を同伴させましょう。第三者の観察は、医師が客観的に症状を評価し、正確な診断を下す助けになります。
以上のステップを踏むことで、記憶障害がアルツハイマー病によるものか、あるいは他の可逆的な原因によるものかをより明確に判断できます。
