アルツハイマー病初期の兆候と症状

小さな変化

アルツハイマー病の最初の兆候は非常に微細で、見落としがちです。身近な家族や友人が、物忘れややる気の低下、イライラが増えていることに気づくことが多いです。特に最近の出来事を思い出せないことが特徴で、数時間前や数分前のことさえ忘れる一方で、何年も前の出来事は鮮明に覚えていることがあります。時間が経つにつれ、推理力や理解力が低下し、以前楽しんでいた活動への関心も薄れます。

情緒の不安定さ

アルツハイマー病は感情のコントロールを難しくし、無関心と攻撃性、涙と笑いが交互に現れることがあります。予測できない行動や、無遠慮で反社会的な振る舞いが見られることもあります。食事のマナーが乱れ、身だしなみが疎かになることもあり、場合によっては家族や介護者に対して暴力的になることもあります。

身体的症状

脳機能の低下に伴い、筋肉の協調や運動が困難になることがあります。歩行が不安定になり、筋肉の硬直が進むと動きが制限されます。

全般的な混乱

初期段階では視覚や空間認識に問題が現れ、物の名前が出てこなかったり、以前は簡単にできた作業が困難になることがあります。文章を書いたり話したりする際に言葉が出てこなくなることもあります。

生活からの引きこもり

認知機能の低下を自覚すると、友人や家族、趣味からますます距離を置くようになります。うつ状態が併発することも少なくありません。

末期の症状

病が進行すると筋肉の硬直が顕著になり、動きは遅くぎこちなくなります。最終的には人格が失われ、周囲の状況を理解したり考えたり話したりする能力が失われます。食事や立ち上がり、排泄の管理さえも自力で行えなくなります。

認知症 - 関連記事