アルツハイマー病の実態と統計
アルツハイマー病は、記憶力や思考力が徐々に低下し、最終的には日常生活すら自力で行えなくなる進行性の疾患です。60歳以上の高齢者に最も多く見られ、死亡原因の第7位を占めますが、原因や予防法、治療法は未だ解明されていません。
発見
1906年、ドイツの精神科医アロイス・アルツハイマーが、精神障害を示す女性の脳を解剖し、現在「アミロイド斑」や「タングル(神経原線維変化)」として知られる異常を初めて報告しました。
現状(米国)
アルツハイマー協会によると、米国でアルツハイマー病を患う人は約530万人で、1人が新たに診断されるまで平均70秒です。女性は男性より長寿であることから、発症率も高くなっています。
教育とアルツハイマー病
同協会の調査では、教育年数が多いほど発症リスクが低下する傾向があると報告されています。ただし、この関係は教育そのものよりも、教育と関連する社会経済的要因が影響している可能性が指摘されています。
介護者への負担
アルツハイマー患者を介護する家族や友人は、健康や仕事に悪影響を受けやすいです。調査によると、無給の介護者の約3分の1がうつ症状を示し、介護対象が亡くなると72%が何らかの「安堵感」を抱くと報告されています。
将来予測
医療の進歩と平均寿命の延長に伴い、アルツハイマー患者数は増加すると予想されています。アルツハイマー協会は、2025年までにカリフォルニア州とフロリダ州でそれぞれ50万人以上が患者になると見込んでいます。
