アルツハイマー病の症状を見分ける方法
はじめに
誰でも時々物忘れをしますが、普通の忘却とアルツハイマー病の症状を混同しないことが重要です。アルツハイマー病は、思考力や判断力が徐々に低下し、最終的には他者とのコミュニケーションや自立した生活が困難になる進行性の疾患です。脳組織が劣化することで記憶や認知機能が失われます。症状の出方は人によって異なりますが、代表的な兆候を把握しておくことが早期発見につながります。
アルツハイマー病の症状を見分ける手順
ステップ1 他の原因を除外する
記憶障害は必ずしもアルツハイマー病だけが原因ではありません。てんかん、頭部外傷、脳卒中、パーキンソン病、脳腫瘍などの神経疾患や、ビタミン欠乏、脱水、栄養不良、肝臓や腎臓の機能不全も影響します。薬剤の副作用、うつ状態、睡眠不足、感染症なども記憶力低下の要因です。まずはこれらの可能性を医師に相談し、除外診断を行いましょう。
ステップ2 普通の忘れ物とアルツハイマーの忘却を区別する
例えばスマートフォンの置き場所を忘れる程度は日常的な忘れ物です。しかし、アルツハイマー病の初期段階では「スマートフォンが何のためにあるか」すら思い出せなくなることがあります。親しい家族や友人の名前を忘れたり、慣れ親しんだ場所で道に迷ったりすることも典型的です。また、過去の会話を覚えていないために同じ話を何度も繰り返すケースも見られます。
ステップ3 記憶以外のサインにも注意する
アルツハイマー病は記憶障害だけでなく、感情の起伏が激しくなったり、判断力が低下して詐欺に巻き込まれやすくなったりします。時間感覚が失われ、現在と過去の出来事を区別できなくなることもあります。これらの変化に気づいたら、早めに専門医に相談することが大切です。
