アルツハイマー病の末期段階

アルツハイマー病は脳が徐々に萎縮し、認知機能が低下していく進行性の疾患です。7段階に分けられ、6段階・7段階が一般的に末期とされます。患者さんは人それぞれ異なる速度で症状が進行し、段階が重なることもあります。すべての段階で、忍耐と優しさ、温かい対応が重要です。末期の患者は声のトーンや表情といった非言語的なサインを唯一理解できることがあります。

認識機能の低下

末期になると、身近な環境や人物を認識できなくなります。その結果、徘徊や迷子になるリスクが高まります。家族の名前さえも忘れることがあります。

読書・筆記能力の喪失

文字を読むことや書くことができなくなります。雑誌や新聞を手に取っても内容を理解できません。

人格の変化

普段は穏やかでも、言葉遣いが荒くなったり、イライラしやすくなることがあります。患者の言動は病気によるものであり、個人的に受け止めないことが大切です。

筋肉制御の低下

反射が鈍くなり、筋肉が硬直します。歩行や座位の保持が困難になり、動きがぎこちなくなります。

失禁

尿失禁・便失禁が起こりやすく、排泄の際には介助が必要です。

言語機能の低下

会話が理解できなくなり、言葉が出なくなることがあります。時折意味のある単語が出ても、文脈に合わないことが多いです。

二次感染・合併症

コミュニケーションが困難になるため、感染症やその他の病気が見過ごされがちです。症状が分かりにくいため、ケア側が注意深く観察する必要があります。

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