アルツハイマー病の初期警告サイン
アルツハイマー病は、最も一般的な認知症で、主に65歳以上に発症しますが、40代半ばから発症する早発型もあります。記憶力や判断力の低下が進行し、日常生活に支障をきたします。ここでは、注意すべき初期サインと診断のポイントを紹介します。
記憶喪失
最近覚えた名前や曜日、約束などをすぐに忘れることが最初のサインです。同じ質問を繰り返し尋ねることや、過去の出来事と現在を混同することもあります。
集中力の低下
読書やテレビ視聴、レシピの確認、請求書の管理など、集中が必要な作業が困難になります。会話中に言葉が出てこず、話が途切れがちになることもあります。
慣れた作業の遂行困難
長年運転していた道で迷う、昔からのカードゲームのルールを忘れる、物の置き場所を頻繁に忘れるなど、身近な作業ができなくなることがあります。
視覚障害
文字の読解や距離感、色の判別が難しくなるほか、鏡に映った自分を別人と勘違いすることがあります。
気分・性格の変化
うつ状態や不信感、社交的活動からの撤退が見られます。入浴や服装の管理が疎かになり、実際には洗っていないのに「洗った」と主張することもあります。
診断
初期段階では見逃されがちですが、脳画像検査や行動評価、認知機能テストにより高い精度で診断が可能です。確定診断は死後の脳組織検査が必要ですが、現在は約90%の精度で臨床診断が行われています。
