アルツハイマー病と脱水の関係
概要
アルツハイマー病は進行性で治療法のない認知症で、主に65歳以上の男女に見られます。病名は脳内でタンパク質が誤って折りたたまれ、神経細胞に毒性を与えることで発症し、認知機能が徐々に低下します。
脱水の概要
脱水は体内の水分が不足し、溶解している物質(電解質など)の濃度が上昇する状態です。低血容量とは異なり、主に水分摂取不足、発熱、出血、下痢・嘔吐、塩分過多の食事などが原因となります。
アルツハイマー患者における脱水リスク
認知症の影響で、患者は水分補給を忘れやすく、喉の渇きを感じても認識できないことがあります。また、食事の摂取忘れや嘔吐・下痢も脱水を招きます。血圧降下薬などの服薬も水分を失わせる要因です。
脱水の兆候
脱水が進むと血中ナトリウム濃度が上昇し、混乱や錯乱が強まります。アルツハイマー患者はすでに混乱が見られるため、通常よりも「さらに混乱している」様子や会話の乱れに注意してください。
予防と対策
最も効果的な脱水対策は適切な水分補給です。スポーツドリンクよりも純粋な水が推奨されますが、患者に「水を飲んで」と指示するだけでは不十分です。コップを手に持たせ、飲む様子を見守りながら、少量ずつ飲むよう促しましょう。介護者は常に水分補給の状況をチェックし、定期的に水やお茶を提供することが重要です。
