運動誘発性喘息の症状と兆候:数日続くこともある

運動誘発性喘息(EIA)とは

運動誘発性喘息(Exercise Induced Asthma, EIA)は、運動中に気道(肺の気管支)が炎症を起こし、狭くなる疾患です。喘息全般と同様に、気道が腫れ過剰に粘液を分泌し、空気の流れが妨げられます。多くの場合、運動を中止すれば症状はすぐに緩和しますが、数時間から数日間続くこともあります。長期にわたるEIAは気道の永続的な狭窄を招き、慢性閉塞性肺疾患(COPD)へと進行する恐れがあります。

主な症状

咳と喘鳴(ぜんめい)

咳や喘鳴は、運動開始後5〜20分程度で現れることが多く、息ができない、息切れを感じることもあります。運動時の過呼吸や口呼吸により、冷たく乾燥した空気が肺に届きやすくなるため、EIAを誘発しやすくなります。症状は運動停止後10〜15分で収まることが一般的ですが、場合によっては長時間続くことがあります。

疲労感

普段より早くエネルギーが枯渇したり、運動パフォーマンスが著しく低下する場合、EIAのサインかもしれません。激しい運動後の軽い息切れや筋肉の疲労は普通ですが、長時間続く極度の疲労感は異常です。症状が持続する、あるいは悪化する場合は医師の診察を受けることが推奨されます。

胸部の痛みや圧迫感

胸の痛みや締め付け感は、単なる運動後の反応と見落としがちですが、EIAや他の重篤な疾患の警告サインです。運動中または運動後に、心臓や肺の周りが圧迫されるような感覚が現れることがあります。EIA発作時には気管支が収縮(気管支痙攣)し、胸部に不快感や痛みが生じます。

これらの症状が頻繁に起こる場合は、呼吸器専門医に相談し、適切な診断と治療を受けましょう。

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