喘息急性増悪に対する緊急治療
評価
救急室での初期評価は、治療方針を決定するために重要です。機能評価で呼吸状態を確認し、既往歴で発作の onset、原因、重症度、過去の増悪や現在の薬剤を把握します。身体診察で合併症や気道閉塞の有無を確認し、検査で関連疾患や中毒を検出します。
初期治療
喘息増悪の初期治療は酸素投与と短時間作用型ベータ作動薬(SABA)です。通常、20〜30分間隔で3回のSABA吸入を行います。中等度〜重度または長時間持続する増悪には経口ステロイドも併用します。
除外すべき治療
救急時に避けるべき治療として、メチルキサンチン系薬、過度な輸液、胸部理学療法、粘液溶解剤、鎮静薬があります。これらは一見有用に思えるものの、症状を悪化させる可能性があり、酸素・ベータ作動薬・ステロイドという標準治療に比べて効果が限定的です。細菌感染(副鼻腔炎など)の証拠がある場合を除き、抗生物質は投与しません。
再評価
初期治療後、医師はピークフローメーター、酸素飽和度、症状を再評価します。これらの結果に基づき、追加治療の頻度や種類を決定します。
退院または入院
治療と評価を経て、症状の持続時間・重症度、治療反応、医療体制へのアクセスを総合的に判断し、退院するか入院するかを決定します。
