血栓による痛みの和らげ方

深部静脈血栓症(DVT)は、主に脚や骨盤の深部静脈に血栓ができる状態です。血栓ができると皮膚が熱くなり、腫れ・赤み・強い痛みが現れます。血流が阻害されるだけでなく、血栓が剥がれ落ちて心筋梗塞や脳卒中を引き起こす危険性もあります。以下では、血栓による痛みを和らげる具体的な対策をご紹介します。

薬物療法

血栓に対しては、血液を薄める薬が処方されます。医師は抗凝固薬を選び、血栓の拡大や新たな血栓の形成を防ぎます。代表的な薬はヘパリンで、血栓部位に皮下投与します。また、ワルファリン(クーマジン)は経口で1日2〜5mgが一般的です。血栓が縮小すれば痛みも軽減します。痛みが強い場合は、医師の指示に従いアスピリンを服用することもあります。アスピリンは血液をさらに薄める効果があります。

温湿布(温熱療法)

血栓部位に温かい湿布を当てると、血流が改善され血栓が柔らかくなるとともに、圧痛が和らぎます。温めたタオルや入浴で、15分以上温めるのが目安です。1日に数回、必要に応じて行いましょう。他の治療と併用すると効果的です。

足の挙上

深部静脈血栓症と診断された場合、安静が必要です。その際、患部を心臓より高く保つことで腫れが抑えられ、痛みが軽減します。ベッドやクッションを使い、足を上げて休むことが推奨されます。適切な挙上と十分な休養は血栓の自然消失を助けます。

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