ヘモグロビン濃度が高いときの症状と対策
検査
ヘモグロビンは血液中に酸素を運搬する重要なタンパク質です。血中濃度が低すぎても高すぎても、何らかの基礎疾患を示すサインとなります。医師が血液検査を行うことで、ヘモグロビン濃度を測定し、診断の手がかりを得ます。
兆候
低ヘモグロビンは貧血や鉛中毒、栄養不良、過水分などが原因です。一方、高ヘモグロビンは肺線維症、骨髄疾患、先天性心疾患、肺高血圧症、血栓症などと関連しています。
原因
- 酸素濃度の低い高地に住むと、体は酸素を確保するためにヘモグロビンを増やします。
- 喫煙は肺の酸素吸収を妨げ、結果としてヘモグロビンが増加します。
- 脱水状態でも血液が濃縮され、ヘモグロビン濃度が上昇しますが、適切に水分補給すれば元に戻ります。
- アナボリックステロイドなど特定の薬剤もヘモグロビン増加の原因となります。
影響
ヘモグロビンが過剰になると血液が粘稠になり、血液粘度が上がります。結果として血液循環が悪くなり、組織への酸素供給が不足します。血液がジェル状に近づくため、血流が滞りやすくなります。
症状
主な症状は末梢部のチアノーゼ(指や足の爪が青くなる)や、思考力・判断力の低下です。指先や足先の血液酸素が不足すると皮膚が青く冷たく感じ、脳への酸素供給が不十分になると認知機能が低下します。
高ヘモグロビンは基礎疾患のサインであることが多く、治療は症状の緩和ではなく原因疾患の管理が中心です。
