鎌状赤血球貧血の兆候と症状
鎌状赤血球貧血(Sickle cell anemia)は、遺伝性の血液疾患で、アフリカ系アメリカ人をはじめとする様々な民族に見られます。国立心肺血液研究所(NHLBI)によれば、正常な酸素運搬赤血球が不足し、貧血を引き起こします。赤血球が鎌状に変形するため、病名が付けられました。
貧血(Anemia)
鎌状赤血球は壊れやすく早く死んでしまうため、体内の酸素供給が不足します。その結果、疲労感や倦怠感が頻繁に現れます。これはメイヨークリニックでも指摘されている典型的な症状です。
疼痛(Pain)
血球が血管を詰まらせ、血流が阻害されると激しい疼痛が起こります。胸部、腹部、骨、関節など様々な部位で発症し、痛みの強さや持続時間は数時間から数週間に及ぶことがあります。
黄疸(Jaundice)
肝臓は破壊された赤血球を処理する負担が大きく、黄疸が現れることがあります。目や皮膚が黄色くなるのが特徴です。
感染症(Infections)
脾臓が機能低下すると、免疫力が低下し感染症にかかりやすくなります。特に乳幼児はリスクが高いです。
手足症候群(Hand‑foot syndrome)
手足が腫れ、痛みを伴う手足症候群は鎌状赤血球貧血患者に頻繁に見られます。血流が阻害されることが原因です。
その他の症状(Other symptoms)
子どもや乳児では成長遅延が起こることがあります。また、目の血管が損傷すると視力障害が生じることもあります。
鎌状赤血球貧血は症状が多様で、早期診断と適切な管理が重要です。症状に気付いたら医療機関での検査を受けることをおすすめします。
