血液中の鉄が過剰になる原因と対策

鉄過剰(ヘモクロマトーシス)とは

鉄は人体にとって必須のミネラルですが、過剰になると健康に深刻な影響を及ぼします。遺伝性の鉄過剰症、すなわちヘモクロマトーシスは、体内に鉄が蓄積し、様々な臓器に障害をもたらす疾患です。

主な合併症

肝臓障害:鉄が肝臓に蓄積すると、肝硬変や線維化、さらには肝癌のリスクが高まります。

心不全:心筋にも鉄が沈着し、心不全や不整脈を引き起こすことがあります。

糖尿病:インスリン抵抗性が悪化し、糖尿病の発症や進行を促進します。

甲状腺機能低下症:甲状腺機能が抑制され、甲状腺機能低下症を招くことがあります。

関節炎:関節に鉄が沈着し、関節炎や関節痛を引き起こします。

皮膚障害:皮膚が黒く厚くなるほか、潰瘍ができやすくなります。

倦怠感:慢性的な疲労感や体力低下を感じます。

体重減少・栄養不良:食欲不振や吸収障害により体重が減少し、栄養状態が悪化します。

最悪の場合:重度の鉄過剰は致命的になることがあります。

鉄の推奨摂取量と注意点

成人の鉄の1日あたりの推奨摂取量は、男性で18 mg、女性で27 mgです。しかし、ヘモクロマトーシスの方は、1日10 mg以下に制限することが推奨されます。

早期診断と対策

自分が鉄過剰の可能性があると感じたら、まず医師に相談しましょう。早期の診断と適切な治療により、重篤な合併症の予防が可能です。

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