間違った血液型を輸血されたらどうなるか?

即時反応(急性溶血性輸血反応)

不適合な血液が体内に入ると、血漿中の抗体が輸血された赤血球を攻撃し、破壊(溶血)します。数分以内に以下の症状が現れます。

1. 発熱
2. 悪寒
3. 頭痛
4. 低血圧
5. 心拍数の増加
6. 呼吸困難
7. 胸痛
8. 背部痛
9. 吐き気
10. 嘔吐

遅延反応(遅発性溶血性輸血反応)

数日から数週間後に症状が出ることがあります。免疫系が引き続き抗体を産生し、徐々に赤血球を破壊します。症状は即時反応と似ていますが、軽度であることが多いです。

主な合併症

重篤な輸血反応は以下のような合併症を引き起こす可能性があります。

1. 腎障害:破壊された赤血球の分解産物が腎臓の微小血管を詰まらせ、機能低下を招きます。
2. 肝障害:ヘモグロビン分解産物が肝臓に蓄積し、損傷を引き起こします。
3. 播種性血管内凝固(DIC):凝固系が過剰に活性化し、全身に血栓が形成されます。
4. 重度の貧血:赤血球が大量に失われ、倦怠感や息切れを伴います。
5. 死亡:極めて重篤な場合、致命的になることがあります。

予防策

病院や血液銀行では、血液型の厳密な適合確認と献血の徹底的な検査により、輸血反応のリスクを最小限に抑えるプロトコルが確立されています。

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