肩骨折のリハビリ運動ガイド
肩骨折とは、肩を構成する骨のいずれかが折れることで、鎖骨、肩甲骨、肩関節のいずれかに起こります。骨折の部位や程度によっては手術が必要になることもあります。治療後は、医師の許可を得た上で、腕の筋力と可動域を回復させるためのリハビリ運動が推奨されます。
運動開始のタイミング
手術や薬物療法などで肩の治療が完了したら、必ず医師からリハビリ運動の許可をもらってから開始してください。早すぎる運動は再受傷や回復遅延の原因となります。
主なリハビリ運動の種類
回旋・挙上運動(抵抗バンド・ダンベル)
肩の回旋筋腱板を強化するために、抵抗バンドや軽量ダンベルを使用した運動が効果的です。抵抗バンドは壁やドアノブに固定し、負傷側の手で引っ張ります。腕を前方で小さな円を描くように回転させ、各姿勢を数秒保持します。
ダンベル運動は横向きに寝転び、上側の手でダンベルを持ち、肘を90度に曲げて上げ下げします。これを数回繰り返します。
肩甲骨のリハビリ(抵抗バンド・軽ダンベル・壁プッシュアップ)
肩甲骨の安定性を高めるために、軽い抵抗バンドやダンベル、または自重だけで行う壁プッシュアップが推奨されます。壁プッシュアップは壁から約15cm離れ、手を肩幅に開いて壁に置き、肘を曲げて胸を壁に近づけ、再び伸ばす動作を2セット×15回行います。
肩甲骨が弱いと回旋筋腱板に負荷がかかり、痛みや再受傷のリスクが高まります。
ストレッチ
筋力トレーニングと同様に、ストレッチも肩の可動域回復に重要です。凍結肩(可動域が制限される状態)を防ぐため、医師の指導のもと、痛みを感じない範囲でゆっくりと伸ばすようにしてください。
