肩の滑液包炎(肩滑液炎)の原因は?
肩関節には、腱や骨、皮膚の間にクッションの役割を果たす小さな液体で満たされた嚢(滑液包)がいくつかあります。肩滑液炎は、これらの滑液包のひとつが刺激を受け、炎症を起こす状態です。
過剰使用(オーバーユース)
バージニア大学医療システムによると、滑液炎の最も一般的な原因は外傷や過剰使用です。たとえば、野球の投球などで腕を高速・高負荷で伸ばす動作を繰り返すと肩滑液炎が起こりやすくなります。ペンキ塗り、壁紙やカーテンの取り付け、窓拭きといった上げ下げの動作が多い作業も同様です。
その他の原因
感染症、関節リウマチ、甲状腺疾患、糖尿病なども肩滑液炎のリスクを高めます。
症状
肩滑液炎の主な症状は、軽度から重度までの痛みと、肩や腕の可動域制限です。
治療法
特別外科病院(Hospital for Special Surgery)によれば、初期治療としては安静、冷却、抗炎症薬、ステロイド注射、超音波療法などがあります。痛みが和らいだら、肩の筋力強化エクササイズを行うことが推奨されます。
予防策
ミシガン大学医療システムは、肩を使う前に十分なウォームアップとストレッチを行うことを勧めています。特に腕を頭上に上げる動作を伴う活動では、痛みが出たらすぐに速度を落とし、痛みがなくなるまで続けないようにしましょう。
留意点
肩滑液炎は、回旋腱板腱炎(ローテーターカフ腱炎)と同時に起こることが多いです。
