カルシウム堆積物(カルシウム沈着)とは?

カルシウム堆積物は、体内の骨や軟部組織にカルシウム塩が蓄積した状態を指します。部位によっては自然に吸収されますが、多くは医療的介入が必要です。カルシウム堆積は「石灰化」や「カルシノーシス」とも呼ばれます。

罹患者

女性に多く見られ、特に35歳から65歳の女性がリスクが高いです。この年齢層は骨粗鬆症のリスクも併せて高まります。

影響部位

全身のどこにでも起こり得ますが、股関節、肩、骨盤、ふくらはぎ、太ももが特に頻繁です。特に肩の回旋筋腱板はカルシウム堆積が起こりやすく、可動域が制限されます。

症状・問題点

痛みが主な症状で、炎症により周囲の軟部組織にカルシウムが漏れ出すことがあります。関節や腱に損傷を与え、腫れや紅斑が感染と誤認されることもあります。抗炎症薬が処方されることが一般的です。

質感の変化

初期の堆積物は歯磨き粉のように柔らかいですが、時間とともに大きくなり乾燥してチョーク状の硬さになります。

診断方法

肩や肘、すね、指先にしこりができたら医師の診察を受けましょう。肉眼で確認できない場合はX線撮影で石灰化の有無を確認できます。

治療法

炎症部位に氷嚢を当て、動きを制限します。患部をスリングやクッションで支えると負荷が軽減します。コルチゾン注射や手術による除去が検討されます。手術で除去した場合、再発は稀です。痛みの程度に応じて医師と最適な治療法を相談してください。

骨・関節・筋肉 - 関連記事