上肢リハビリにおける両側サンディングの効果
腕や肩の筋肉・神経に損傷がある場合、作業療法士は患者に反復的な課題を行わせて機能回復を促します。その中の一つが「両側サンディング」です。摩擦素材を包んだ木片を両手で交互に押し引きし、線形・円形の動きを繰り返すことで、運動機能を再構築します。
概要
患者は、摩擦を生む粗い素材で包まれた木のブロックを手に持ちます。実際に木を削る代わりに、フェルトやカーペットなどの素材を組み合わせて抵抗を作り出すことが一般的です。患者はブロックを前後に押し引きし、一定の間隔で左右の腕を交互に使用します。
メリット
サンディングの抵抗と大きな動作が、線形・円形の両方のパターンで筋肉を刺激します。前後の押し引きは三角筋を鍛え、円形の内側・外側の引きは上腕三頭筋を効果的に発達させます。
結論
上肢のリハビリにサンディング動作を取り入れる概念は1986年に初めて提案されました。それ以来、患者は筋機能の向上が確認されており、筋電図検査でも両側サンディングが有力な治療手段であることが裏付けられています。
