カーパルトンネル症候群にActive Release Technique(ART)を活用する方法

多くの人が手根管症候群(カーパルトンネル症候群)に悩まされています。これは、前腕から手へと走る正中神経が、手首の骨と靭帯でできた狭い通路(手根管)で圧迫されることで起こります。従来の治療法としては、理学療法、薬物療法、手術がありますが、近年注目を集めているのがActive Release Technique(ART)です。

手順

  1. 正中神経を解放するため、手首と前腕を対象としたストレッチを行います。右腕を横に伸ばし、手のひらを上に向けます。指先を床に向けて曲げ、首を右側に傾けます。8秒間保持し、左腕でも同様に行います。

  2. 右腕を体側に添え、手のひらを上に向けたまま内側にねじります。頭を左に傾け、同様に8秒間保持します。左腕でも繰り返します。ステップ1と2は4〜6回繰り返してください。

  3. ARTの訓練を受けた医師、理学療法士、またはカイロプラクターに前腕の瘢痕組織や癒着部位を特定してもらいます。腱や靭帯が制限されると炎症が起き、瘢痕組織が形成されやすくなります。ARTは神経圧迫部位だけでなく、軟部組織全体の回復を目指します。

  4. 医師が親指で癒着部位に張力をかけ、患者は筋肉を収縮させて短縮します。肘を伸ばす、手首を動かすなどの可動域で動作しながら、軟部組織をマニュピュレートします。

  5. 必要に応じて前腕全長にわたりARTを繰り返します。効果は数回のセッションで実感できることが多く、再び正中神経が圧迫されないようにストレッチを継続してください。

骨・関節・筋肉 - 関連記事