骨髄炎の治療法とは

早期治療

感染が早期に発見された場合は、まず抗生物質で治療します。医師は原因菌を特定しようとしますが、特定できない場合は、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)に有効な抗生物質が投与されます。静脈点滴で最大2か月間投与した後、経口薬に切り替えて数か月間継続します。真菌が原因の場合は抗真菌薬が使用されます。副作用として吐き気・嘔吐・下痢などが起こることがあります。

外科手術

感染が重篤な場合は手術が必要です。主な手術は以下の通りです。

  • 膿や血液がたまっている場合は、感染部位のドレナージを行います。
  • 骨が感染している場合は、壊死した骨や損傷した軟部組織を除去する「デブリードマン」を実施します。

移植(グラフト)

デブリードマン後、欠損した骨や組織は自家組織や筋肉で補填します。場合によっては一時的な充填材を入れ、後日正式な移植手術を行います。金属プレートやロッド、スクリューで新しい骨と既存の骨を固定し、血管の再建や骨形成を促します。

合併症

まれに骨髄炎は再発したり、慢性化したりします。慢性骨髄炎になると、感染した骨が壊死したり、骨が崩壊したりし、最悪の場合は切断が必要になることがあります。

予防策

人工関節や金属インプラントを持つ人は、手術(歯科手術を含む)前に予防的に抗生物質を投与します。また、皮膚の切り傷や擦り傷から細菌が血流に入らないよう、清潔に保ち、傷ができたらすぐに洗浄し、適切に包帯をします。発熱や膿、嘔吐など感染の兆候があれば速やかに医療機関を受診してください。

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