骨髄生検の概要と手順
骨髄生検の目的
骨髄生検は、血液を構成する赤血球・白血球・血小板の生成に関わる骨髄の状態を調べるための検査です。骨髄は固形部と液体部(血液)からなり、鉄分も蓄えています。検体を採取することで、医師は骨髄内で起きている異常を把握できます。
検査の実施方法
骨髄生検は主に股関節付近の骨(腸骨)から行われます。局所麻酔を施した後、皮膚に小さな切開を入れ、針をねじりながら骨髄へと進めます。針が骨に到達すると、シリンジで固形部(コア)を吸引します。採取時に鈍い圧迫感や引っ張られる感覚があります。必要に応じて追加で採取を行います。
骨髄吸引(アスピレーション)
場合によっては、固形部の採取に先立ち液体部(血液)を抽出する骨髄吸引が行われます。針を骨に刺し、液体サンプルを吸い取ります。最初の試みでサンプルが得られないこともあり、その際は再度挑戦します。
手術後のケア
検査後は1週間程度、部位に痛みや違和感が続くことがあります。激しい痛みがある場合は医師から鎮痛剤が処方されます。採取部位は24時間は入浴を避け、乾燥を保ちましょう。出血は軽度であれば正常ですが、止まらない大量出血や、発熱、痛みの増強、腫脹、膿様の排出がある場合は速やかに受診してください。
リスクと合併症
骨髄生検自体は安全な手技ですが、以下のようなリスクがあります。
- 抗血小板薬や抗凝固薬を服用している場合の出血増加
- 針が骨に当たって折れる可能性(稀)
- 感染症の発生
- 局所麻酔に対するアレルギー反応
