乳児の骨髄炎(オステオミエリチス)
乳児の骨髄炎(オステオミエリチス)とは
骨髄炎は、細菌やウイルスが骨や骨髄に感染する疾患で、特に長骨に起こりやすいです。早産や出生時の黄疸など、何らかの合併症がある赤ちゃんは免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。
原因
- 主に黄色ブドウ球菌(Staphylococcus)などの細菌感染が原因です。皮膚の傷口や外傷、耳感染症、関節炎などから細菌が血流に乗って骨へ到達します。
主な症状
- 感染部位の痛みや圧痛、動かしにくさ
- 腫れ、赤み、熱感があることが多いです
- 激しい泣きや不機嫌、発熱、悪心、過度の発汗、四肢の腫脹などの全身症状が現れます
診断方法
- 医師が妊娠・出生経過を含む問診と身体検査を行います
- レントゲンや骨シンチグラフィーで骨の状態を確認します
- 血液検査で炎症マーカーや感染源を特定します
治療法
- 感染の程度に応じて、抗生物質投与が基本です
- 痛みが強い場合は鎮痛剤を併用します
- 膿がたまっている場合や感染が広範囲の場合は外科的に除去する手術が必要になることがあります
合併症のリスク
- 治療が遅れると骨や筋肉、血管が壊死し、永久的な機能障害や切断が必要になることがあります
- 骨膿瘍が血流を遮断すると慢性骨髄炎へ移行し、再発の危険が高まります
予防策
- 創傷はすぐに清潔に洗浄し、医師の指示に従って抗菌軟膏を使用します
- 基礎疾患(例:糖尿病)を持つ子どもは、感染の兆候が見られたら早期に医療機関を受診します
