パーキンソン病の3大症状(振戦・筋強直・運動緩慢)

歴史

1817年、ジェームズ・パーキンソンは「振戦麻痺(Shaking Palsy)」として現在のパーキンソン病を初めて報告しました。彼は本疾患が慢性で進行性であり、振戦・筋強直・運動緩慢(徐動症)という3つの典型的な症状を示すことを記述しています。

主な症状

筋強直は受動的な関節の動きに対して抵抗が生じ、筋肉が常に緊張した状態になります。振戦は「薬丸転がし様(pill‑rolling)」と呼ばれ、手指がまるで薬丸を転がすように動く特徴があります。運動緩慢は動作開始が困難になることで現れます。

原因

中枢神経ではアセチルコリンが運動機能を活性化し、ドーパミンがその過剰な興奮を抑制します。ドーパミンの減少によりアセチルコリンの抑制が失われ、結果として振戦や筋強直が生じます。遺伝的要因、環境中の毒素、ウイルス感染も発症リスクを高めます。

診断

診断は患者の病歴聴取と神経学的検査に基づき、振戦・筋強直・運動緩慢という3症候群の有無を確認します。

治療・管理

レボドパ投与は特に筋強直と徐動症の改善に効果的です。加えて、マッサージや筋肉リハビリ、歩行・姿勢訓練、リラクゼーション法などのリハビリテーションが症状緩和に役立ちます。

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