髄膜炎患者の生存率はどれくらいですか?
概説
髄膜炎は脳と脊髄を覆う膜(髄膜)の炎症で、細菌やウイルスが主な原因です。重篤な合併症や死亡につながることがあるため、予防が重要です。米食品医薬品局(FDA)承認の髄膜炎予防ワクチンは、発症率を大幅に低減させています。
罹患率
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、毎年約3,000例の髄膜炎が報告されています。そのうち10〜12%が死亡に至ります。生存した患者の約20%は、脳障害、難聴、腎臓疾患などの長期的な後遺症を抱えます。
新生児の死亡率
髄膜炎に罹患した新生児の死亡率は最大で25%に達します。
乳幼児・小児の死亡率
乳幼児と小児に影響を与える主な髄膜炎は3種類です。
- インフルエンザ菌b型(Hib)感染:死亡率は3〜5%。
- 髄膜菌(Neisseria meningitidis)感染:死亡率は5〜10%。
- 肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)感染:死亡率は10〜20%。
成人の死亡率
急性細菌性髄膜炎を発症した成人の約4人に1人(25%)が死亡するとされています。
感染経路
髄膜炎は主に飛沫感染や直接接触で広がります。くしゃみや咳による飛沫、喫煙具や飲み物の共有など、口腔・鼻腔を介した接触がリスクとなります。
