右半身の運動機能が低下した脳卒中患者のためのエクササイズ

脳卒中患者は体の片側の運動機能が低下しがちです。左右の協調性を取り戻すためには、可能になった時点で早期に体系的なエクササイズを開始することが重要です。活動不足はさらなる機能低下を招く恐れがあります。

有酸素運動

  • 週3〜7日、20〜60分の有酸素運動を行う。まずは歩行から始め、左右の協調性を高める。
  • 右側の動きが遅いほど、練習量を増やすと改善が期待できる。
  • 速度を低く設定したトレッドミルは、安定した歩行リズムを提供し、左右のバランス調整に役立つ。患者の右側の筋力向上に合わせて負荷を調整できる。

可動域訓練

  • 毎日、全身の可動域を広げるエクササイズを実施し、左右の協調性を促進する。エアロビクス前後にストレッチを行う。
  • PNF(固有受容性筋肉促通法)ストレッチは、限定された可動域に対して最も効果的です。自発的収縮と外部刺激による受動的伸展を組み合わせ、筋機能を向上させる。
  • パートナーと一緒に行う。パートナーは患者の腕や脚を軽く伸ばし、軽い不快感がある程度まで引き伸ばす。伸ばした状態で10秒保持し、リリース。その後、腕・脚を体側に引き寄せ30秒保持。再び伸ばした位置に戻し30秒保持する。

筋力トレーニング

  • 可動域が改善したら、筋力トレーニングで筋肉を強化する。左右均等に負荷がかかるプログラムを選択し、協調性向上を狙う。
  • 軽い重量で複数回の反復を行い、左右の筋力バランスを回復させる。主要な上肢・下肢の筋群を対象に、1〜3セット、8〜15回の反復を週2〜3回実施する。

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