脳と神経を守る食べ物
近年、心臓に良いとされる食材が注目されていますが、同じ食材は脳や神経系にも有益です。神経細胞(ニューロン)を保護し、脳の機能を維持する食べ物を定期的に摂取することで、認知機能の低下を防げます。
ブルーベリー
ブルーベリーに含まれるアントシアニンは神経新生(新しいニューロンの生成)を促進し、記憶や学習に関わる海馬の機能をサポートします。また、血管を拡張させ血栓形成を抑える効果があり、脳卒中のリスク低減にもつながります。
カレー(ターメリック)
ターメリックに含まれるクルクミンは抗酸化作用と抗炎症作用があり、アルツハイマー患者の脳にたまるアミロイドβの除去を助けます。UCLAの研究では、クルクミンがマクロファージの働きを高め、アミロイドβを除去することでプラーク形成を抑制することが示されています。
ダークチョコレート
ダークチョコレートに含まれるエピカテキンは、脳卒中後のニューロン損傷を軽減する作用があります。ジョンズ・ホプキンス大学の研究では、発症後6時間以内にエピカテキンを投与すると、脳が自ら保護する2つの経路が活性化されることが報告されています。
卵
卵はコリンの重要な供給源です。コリンは神経伝達物質アセチルコリンの前駆体で、記憶や学習に不可欠です。アセチルコリンが不足するとアルツハイマー病や記憶低下のリスクが高まります。米国食品栄養委員会は、男性は1日550 mg、女性は425 mgのコリン摂取を推奨しています。
脂肪の多い魚
サーモンやイワシなどの脂肪の多い魚に含まれるオメガ‑3脂肪酸は、神経細胞を保護し、脳卒中やアルツハイマー病の予防に役立ちます。ハーバード大学公衆衛生学部は、週に1〜2回の摂取を勧めており、妊婦が摂取すれば胎児の脳発達も促進されます。
豆類
インゲン豆や大豆などの豆類はビタミンB9(葉酸)の豊富な供給源です。葉酸は水溶性で体内に蓄積できないため、食事で定期的に補う必要があります。妊娠中は胎児の神経管形成に不可欠で、成人では葉酸不足が思考速度の低下、記憶障害、うつ症状につながります。
