パーキンソン病とパーキンソン・プラス症候群の区別方法

パーキンソン病はバランスや運動に障害をもたらし、手足や顔面の震えが特徴です。一方、パーキンソン・プラス症候群は同様の症状を示しますが、進行が速く、標準的なパーキンソン病薬が効果を示さないことが多いです。本稿では、両者を区別するための具体的な症状と検査方法を紹介します。

必要な検査

  • MRI(磁気共鳴画像)検査
  • CT(コンピュータ断層撮影)検査

パーキンソン病とパーキンソン・プラス症候群を区別する手順

  1. 認知症(レビー小体型認知症)の可能性を確認

    パーキンソン病と同様に震え、筋肉の硬直、動作の遅さ、言語障害が現れますが、さらに記憶障害や思考力低下といったアルツハイマー型の症状が出る場合は、レビー小体型認知症の可能性があります。

  2. 進行性核上性麻痺(PSP)を見分ける

    眼球運動障害や視力低下、抑うつ、無関心、忘却が特徴です。歩行時のバランス欠如や嚥下障害、感情制御の困難も見られ、これらはパーキンソン病より早期に現れます。

  3. 多系統萎縮(MSA)の兆候を探す

    便秘、起立性低血圧、失神、視力障害などがあり、これらはパーキンソン病様の動作緩慢、姿勢保持困難、筋硬直、性機能障害と併発し、約10年で進行します。

  4. 皮質基底核変性(CBD)を識別

    筋肉の痙攣、失用症、言語の遅延、記憶障害や認知症が特徴です。一方で震えや無動、嚥下障害、動作の遅さはパーキンソン病でも見られます。

  5. 専門医による診察

    神経学的評価として、精神状態の問診、運動機能、脳神経、反射、感覚、協調性を総合的に検査し、疾患の区別を行います。

  6. 画像検査の実施

    MRIまたはCTで脳構造の違いを確認します。画像所見はパーキンソン病とプラス症候群を鑑別する重要な手がかりとなります。

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