坐骨神経痛の治療法
坐骨神経は人体で最も太い単一神経で、圧迫されると激しい痛みが生じます。腰椎の下部から分岐し、脚全体に走るため、坐骨神経痛は足首まで放散することが多く、針で刺されたような鋭い痛みや、歩行や座位が困難になる灼熱感として現れます。治療法は、薬物療法、運動・休養、外科手術、あるいはそれらの組み合わせがあります。
運動と休養
坐骨神経痛の緩和に有効とされる方法の一つは、約2週間の安静です。New England Journal of Medicineの研究によれば、坐骨神経痛患者の約70%が2週間のベッドレストで症状が改善したと報告しています。炎症が落ち着くことで痛みが軽減します。
また、患部に交互に温熱と冷却を施すことも効果的です。まず20分間温め、取り除き、20分間待ってから冷やすというサイクルを痛みが和らぐまで繰り返します。
ただし、安静や温冷交代は痛みそのものを抑えるだけで、根本原因を解決するわけではありません。原因が特定され、適切に対処しなければ痛みは再発します。
薬物療法
症状が強い場合は、医師が鎮痛薬を処方することがあります。坐骨神経痛は、神経を取り巻く筋肉が過度に収縮し圧迫を生むことが原因となることがあり、その場合は筋弛緩剤が処方され、筋肉が緩むことで神経への圧迫が軽減し、痛みが緩和されます。
外科手術
極めて重症の場合、手術が必要になることがあります。坐骨神経が股関節内で圧迫されている場合は、神経を関節から解放する手術が行われます。また、椎間板が変性・膨隆し坐骨神経を圧迫している場合は、突出した椎間板部分を除去して圧迫を取り除きます。
