髄膜炎の主な原因とタイプ

髄膜炎は、脳と脊髄を覆う膜(髄膜)が炎症を起こすウイルスまたは細菌感染症です。重篤で命に関わることもあり、治療しないと脳腫脹や死に至る恐れがあります。本稿では、髄膜炎のタイプと原因、治療法、予防策について解説します。

髄膜炎のタイプ

  • 主にウイルス性と細菌性の2種類があります。細菌性は最も重症で、ウイルス性は一般的で症状も軽いです。また、慢性髄膜炎や真菌性髄膜炎もあります。

細菌性髄膜炎の原因

  • 細菌が体内に侵入し、脳・脊髄へ移動するか直接髄膜を攻撃します。耳炎、鼻炎、上気道感染などが代表的な感染源です。どちらが先かは判断しにくいことがあります。リステリアは食物や土壌・ほこりに多く、特に高齢者、子ども、妊婦に危険です。

ウイルス性髄膜炎の原因

  • ウイルス感染により発症します。米国ではエンテロウイルスが約90%を占めます。主な症状は発熱、嘔吐、発疹、喉の痛み、頭痛です。おたふく風邪、ヘルペス、ウエストナイルウイルスも原因となります。

治療とケア

  • 細菌性髄膜炎は年間3,000〜5,000人が罹患し、適切な治療でも約4割が死亡します。症状は24時間以内に急速に進行することがあります。ウイルス性は症状が軽く、数週間で回復します。抗生物質はウイルスには効かないため、ウイルス性には使用できません。いずれのタイプも早期治療が必要で、症状は感染後1〜7日で現れます。重症例は入院が必要ですが、軽症は自宅での管理でも可能です。

予防・対策

  • 一部の髄膜炎にはワクチンがあります。また、感染者と接触した場合は予防的に抗生物質を服用することもあります。ただし、予防薬を服用後に発熱や頭痛、光過敏、嘔吐などの症状が出た場合は直ちに医療機関を受診してください。

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