概要

片側麻痺は、幼児期に起こりやすい神経系の稀な障害です。発症は生後4歳未満が多く、胎児期の発育異常や母体の感染症が関与することがあります。症状は体の片側が一時的に麻痺し、発作の長さや頻度は個人差があります。

原因

主な原因は以下の通りです。

  • 胎児期・新生児期の脳卒中(胎内や出生直後の血流障害)
  • 母体感染症による胎児の脳炎や髄膜炎
  • 頭部外傷や脳腫瘍
  • 先天性血管奇形(動静脈奇形)による血流不足
  • 早期発症の多発性硬化症や特定の乳児糖尿病

タイプ

片側麻痺は、発作が体の左右交互に現れる「交互型」も報告されています。原因が異なることで、発作の出現パターンや重症度が変わります。

考慮すべき点

血管や動脈の発育異常(動静脈奇形)は、胎児期に十分な血液供給ができず、脳の発達に影響を与えることがあります。このような先天性異常は片側麻痺のリスクを高めます。

発作の誘因と対策

片側麻痺の発作は、低温、精神的ストレス、入浴時の温度変化などがトリガーになることがあります。トリガーをできるだけ減らすことで発作回数を抑えることが可能ですが、家族の日常生活に制約が生じることもあります。