頸部・脊髄損傷の評価手順(医療従事者向け)

頸部の脊髄損傷は、医療知識がない一般人が判断するのはほぼ不可能です。救急隊員や医療従事者が使用する簡易評価法を紹介します。本稿は一例であり、非医療従事者が実施すべきものではありません。

必要なもの

評価手順

  1. 外傷の状況(MOI)を確認する。 例として、約6m(20フィート)からの転落は高リスク、猫につまずく程度は低リスク、5段階の階段からの転落は不確定です。

  2. MOIが高リスクの場合は頸部・脊髄損傷があると仮定し、低リスクの場合は問題なしと判断します。 不確定の場合は次のステップへ進みます。

  3. 患者の意識とコミュニケーション能力を確認する。 会話ができず混乱している、幼児や高齢者などは損傷があるとみなします。

  4. 頸部・背部を軽く触診し、痛みの有無を確認する。 痛みがあれば損傷と判断します。

  5. 四肢の感覚を評価する。 しびれ、刺すような感覚、痛みがある場合は頸部・脊髄損傷の可能性があります。

  6. 患者をゆっくりと座位または立位に移す。 移行中に頸部・背部に痛みが出たら作業を中止し、損傷とみなします。痛みがなければ比較的安全と考えられます。

  7. 最終注意点。 本手順は医療従事者向けの一例です。頸部や脊髄に損傷の疑いがある場合は、絶対に患者を動かさず頭部・頸部を固定し、直ちに緊急通報(911 または地域の救急番号)してください。

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