手首骨折のリハビリ運動
手首の骨折は、尺骨や橈骨のいずれか、または複数の骨が折れることで起こります。転倒やスポーツ中の衝撃、栄養不足や加齢も原因となります。通常、治癒には約10週間かかり、医師の許可を得た後にリハビリとしてストレッチやエクササイズを開始します。
手首骨折の種類
- コール骨折:橈骨遠位端(親指側の前腕骨)近くで起こり、高齢者に多い。
- 舟状骨骨折:舟状骨と橈骨の間、親指と手首が接続する部位で起こり、サッカーやソフトボールなどの若年層のスポーツ選手に多い。
両タイプのリハビリは基本的に同様ですが、骨が完全に治癒したことを医師が確認するまでエクササイズは開始しないでください。
ストレッチ・屈伸エクササイズ
医師の許可が出たら、以下のエクササイズを毎日行い、柔軟性と筋力を回復させます。手首骨折後は前腕の筋萎縮が起こりやすいため、継続的な運動が重要です。
- 肘伸ばし
立位で拳を作り、両腕を前に伸ばす。肘をゆっくり後方に曲げ、同時に手首も伸ばす。10回繰り返す。 - 手首屈伸
ベンチや机に座り、手のひらを下にして机端に置く。手を下げて伸ばし、再び上げて伸ばす。各手首10回。 - 左右手首屈伸
同様の姿勢で、手のひらを下にしたまま左へ、次に右へとゆっくり動かす。左右往復を1回として、10回行う。 - 前腕回旋
立位または座位で、肘を90度に曲げ、手のひらを上に向ける。親指を内側に回すように回転させ、手のひらが床に向くまで動かす。各手10回。
筋力強化エクササイズ
以下のエクササイズは手首と前腕の筋力とサイズを向上させます。ダンベルを使用する場合は週2〜3回が目安です。
- テニスボール握り
手のひらにテニスボールを握り、5秒間締めたまま保持し、リラックスする。10回繰り返す。 - リストカール
ベンチに座り、手のひらを上に向けて机端に手を置く。軽いダンベルを握り、手首を上に曲げてから下げる。各手10回。 - リバースリストカール
上記と逆の動きで、手のひらを下に向けてダンベルを上下させる。伸筋は屈筋より弱いため、軽めの重量で行う。 - 指のエクササイズ
指と親指にゴムバンドをかけ、バンドの抵抗に逆らって指を広げ、緩める。10回繰り返す。
