過食症(神経性大食症)の症状を見分ける方法

過食症とは

過食症(bulimia nervosa)は、過度に食べ過ぎ(過食)た後に、嘔吐や下剤の使用などで食べたものを排出しようとする摂食障害です。多くは感情的なストレスが原因ですが、脳・中枢神経系、肝臓、腎臓、消化管、内分泌系にまで影響を及ぼします。

胃だけでなく、体全体の電解質バランスの乱れ、歯の疾患、胃・食道・口腔の潰瘍や炎症、栄養失調など様々な合併症を引き起こす可能性があります。女性に多く見られ、思春期後半から若年成人期にかけて症状が現れることが一般的です。早期に兆候を見つけて治療を促すことが、健康被害の予防につながります。

過食症の兆候を見分ける手順

  1. 食事後すぐに姿を消す様子がないか観察します。体重が増えないまま頻繁に大量に食べる(エピソード的過食)場合、嘔吐や下剤で排出している可能性があります。食後の罪悪感や情緒不安定もチェックしましょう。

  2. 家庭内に下剤や嘔吐用具がないか確認します。下剤の空き容器や、指や異物を喉に入れる様子、嘔吐用のビニール袋や外での排出行為の痕跡がないか探ります。

  3. 急激な体重減少がないか注意します。週に2〜3ポンド(約0.9〜1.4kg)以上の減少は異常です。また、極端なカロリー制限や利尿剤・下剤の使用など、過度なダイエット行動も見逃さないようにします。

  4. 抑うつや自己嫌悪のサインに目を向けます。過食症の人は自分の行動が異常だと痛感していることが多く、精神的な苦痛が行動を止めにくくしています。

  5. 部屋の隠し場所に高カロリー・高糖分のスナックが蓄えられていないか調べます。コンビニ食やファストフードなど、手軽に大量に摂取できる食品が「夜間の過食」のために隠されていることがあります。

過食症 - 関連記事