嘔吐を伴う失神の原因は?

嘔吐を伴う失神の主な原因

1. 血管迷走性失神(ヴァソバゴス)

感情的ストレスや急な痛み、過熱、長時間の立位、脱水などが迷走神経を刺激し、血圧と心拍数が急激に低下します。その結果、短時間の意識喪失とともに吐き気・嘔吐が起こります。

2. 脱水・電解質バランスの乱れ

重度の脱水やナトリウム・カリウム・マグネシウムなどの電解質異常は、体液バランスと神経・筋肉の機能を損ない、めまい・失神・嘔吐を引き起こします。

3. 心血管系の疾患

不整脈や先天性・後天性の心構造異常は、血流不足や血圧変動を招き、失神と嘔吐を伴うことがあります。

4. 神経系の原因

発作性のけいれん(てんかん)や片頭痛など、脳の機能障害が血流や自律神経に影響し、失神と嘔吐が同時に現れます。

5. 薬剤の副作用

降圧薬、利尿剤、抗不安薬など、一部の医薬品は血圧低下や胃腸刺激を引き起こし、失神・嘔吐の原因になることがあります。

6. 内分泌疾患

副腎皮質機能不全(アジソン病)や甲状腺機能低下症などのホルモンバランス異常は、低血圧や全身倦怠感とともに嘔吐を伴うことがあります。

7. 頭部外傷・脳震盪

頭部への衝撃は脳の血流調節や意識レベルに影響し、失神と嘔吐が同時に起こることがあります。

8. 重度の貧血

赤血球やヘモグロビンが不足すると酸素供給が低下し、めまいや失神、場合によっては嘔吐が見られます。

嘔吐を伴う失神を経験した場合は、速やかに医療機関を受診し、原因の特定と適切な治療を受けることが重要です。医師は問診・身体診察に加え、血液検査、心電図、画像診断などを実施します。

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