火傷の程度(1度・2度・3度)とは?
1度火傷(表皮の軽度損傷)
最も軽い火傷で、皮膚の最外層(表皮)のみが損傷します。
- 症状:赤み、痛み、腫れ、軽いかゆみ。
- 水ぶくれができることがありますが、通常は破れません。
- 数日で自然に治癒し、瘢痕は残りません。
2度火傷(部分厚さの火傷)
表皮と真皮の両方が損傷し、深さが増します。
- 症状:激しい痛み、赤み、水ぶくれ、腫れ。
- 水ぶくれは大きくなりやすく、破れるとピンクや赤い組織が露出します。
- 治癒には数週間かかり、瘢痕が残ることがあります。
3度火傷(全層の火傷)
皮膚全層(表皮・真皮)を超えて、脂肪・筋肉・骨まで達する最も重度の火傷です。
- 症状:皮膚が白く、革のように硬くなる、または焦げたようになる。
- 感覚が鈍くなり、無感覚になることが多い。
- 治療には皮膚移植など高度な医療が必要で、瘢痕や組織欠損、機能障害が残ります。
同じ「度」でも重症度は幅があります。たとえば、1度火傷でも軽度と2度に近い重度があり、2度火傷でも深さや範囲に差があります。
火傷を負った場合は、速やかに医療機関で適切な評価と処置を受けることが重要です。早期の対応で組織の損傷を最小限に抑え、感染予防と治癒促進が期待できます。
