インフルエンザワクチン(豚インフルエンザ)の禁忌と予防対象

注射型ワクチン(TIV)の禁忌

筋肉内注射で接種する三価不活化インフルエンザワクチン(TIV)は、次の場合に禁忌となります。

  • 鶏卵やワクチン成分にアレルギーがある方
  • 過去にインフルエンザワクチンで重篤な副反応を起こした方
  • 発熱中または発熱の有無に関わらず現在何らかの疾患に罹患している方
  • 前回接種後6週間以内にギラン・バレー症候群を発症した方

鼻づまりなどで鼻スプレー型ワクチン(LAIV)の投与が困難な場合は、TIVが唯一の選択肢となります。

吸入型ワクチン(LAIV、FluMist)の禁忌

米国疾病予防管理センター(CDC)によると、LAIVは健康な2歳以上49歳未満(妊娠中を除く)のみ使用が承認されています。以下の条件に該当する場合は接種できません。

  • 2歳未満の乳幼児、50歳以上の成人
  • 慢性心疾患、慢性肺疾患、糖尿病、腎不全を有する方
  • 過去にインフルエンザワクチン接種後にギラン・バレー症候群を発症した方
  • 免疫不全状態にある方、または免疫抑制薬を服用中の方
  • 重度の鶏卵アレルギー、またはFluMistの成分に対するアレルギーがある方
  • 喘息や反復性喘鳴がある5歳未満の子ども、または2〜4歳で喘息・喘鳴がある子ども
  • アスピリンを服用中の小児・青年

上記の禁忌に該当する子どもや成人は、代替としてTIV(注射型ワクチン)を選択できます。

子どもの予防接種

CDCは、5歳未満の子どもはインフルエンザに伴う肺炎、脱水、心疾患、喘息悪化などの合併症リスクが高いと指摘しています。そのため、6か月から5歳までの子ども全員にワクチン接種を推奨しています。

  • 初めてインフルエンザワクチンを受ける9歳未満の子どもは、初年度に2回接種が必要です。
  • 上記の禁忌に該当しない場合は、注射型(TIV)または鼻スプレー型(LAIV)のいずれかが選択できます。

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