副鼻腔炎と顎関節症(TMJ)の関係と対策
顎関節(TMJ)
顎関節(TMJ)は顎と頭蓋骨をつなぎ、耳の前に位置します。骨同士が直接擦れないよう、軟骨の層がクッションの役割を果たしています。
副鼻腔
人間には前頭洞、上顎洞、篩骨洞、蝶形骨洞の4対、計8つの副鼻腔があります。前頭洞は額の左右、上顎洞は頬骨の後方、篩骨洞は目の間、蝶形骨洞は眼球の奥深くにあります。これらのいずれも感染すると副鼻腔炎になります。
TMJの痛み
顎関節の痛みは、顎への外傷や過度の咀嚼、ストレス、歯列不正、ホルモンバランスの乱れ、歯ぎしりなどが原因となります。鈍い痛みや鋭い痛みとして現れ、飲み込む・噛むと悪化することがあります。顎を動かすときに「ポップ」や「カチッ」と音がすることもあります。
副鼻腔炎
副鼻腔が炎症を起こすと副鼻腔炎となります。ウイルス性や細菌性の急性・慢性があり、急性は通常4週間以内に治りますが、慢性はそれ以上続くことがあります(CDC)。主な症状は頭痛、鼻汁の後垂、痰、咳、顔面痛、発熱、口臭、倦怠感などです。
副鼻腔炎とTMJの痛みの関係
副鼻腔炎は耳や顔面の骨に圧力をかけ、顎関節症と似た症状を引き起こすことがあります。頭痛、耳痛、疲労感は両方の疾患で共通です。副鼻腔は顎関節のすぐ近くに位置するため、どちらが原因か診断が難しくなることがあります。また、鼻炎や副鼻腔炎が顎関節に炎症を波及させ、TMJ症状を悪化させることも報告されています。
