副鼻腔が詰まったときのサインと症状
副鼻腔は頭部の様々な箇所にある空気の通り道で、粘膜と毛状の繊毛(シリア)で覆われています。吸い込んだ空気は鼻腔の粘液でろ過され、繊毛が粘液と一緒に埃や花粉、細菌などを外へ運び出します。粘液がたまりすぎると通路が塞がれ、さまざまな不快症状が現れます。
呼吸の困難
副鼻腔が詰まると吸入できる空気量が減少し、呼吸に余分なエネルギーが必要になります。その結果、疲労感が強まります。両側の鼻腔が大きく閉塞すると、十分な酸素供給を保つために口呼吸が必要になることがあります。睡眠中に呼吸がしにくくなると、寝つきが悪くなり、睡眠の質も低下します。
鼻汁の変化
副鼻腔からの空気がスムーズに流れ、適切にろ過されるためには粘液が薄く保たれる必要があります。空気や湿度が不足すると粘液は濃くなり、排出が困難になります。濃くて色が濃い鼻汁が鼻から出てくると、鼻腔の閉塞が進行しているサインです。
顔面の痛み・圧迫感
副鼻腔は目の下、鼻の後方、前頭部や頬の内部に位置しています。これらの部位で閉塞が起きると細菌が繁殖しやすくなり、炎症と腫れが生じます。その結果、頭部に圧迫感や痛みが現れ、前頭部や後頭部に頭痛が起こります。目や頬の周囲は触れると敏感になることがあります。
喉の痛み(後鼻漏)
鼻腔が詰まると粘液の排出経路が乱れ、横になると粘液が喉の奥へ流れ落ちます。これが後鼻漏となり、喉を乾燥させ、赤く炎症を起こし、痛みを伴います。
症状の持続期間
普通の風邪とは異なり、副鼻腔の閉塞は数週間から数か月にわたって続くことがあります。処方薬や市販薬、家庭での対策で症状は緩和できますが、感染が起きると治療期間はさらに長くなります。症状の一時的な緩和は可能でも、根本的に副鼻腔の通り道を開くことが最重要です。そのためには継続的な治療と生活習慣の見直しが必要です。
