耳硬化症が引き起こす導音性難聴とは?
耳硬化症と導音性難聴の関係
耳硬化症は中耳の骨組織が異常に増殖する疾患で、特に耳小骨の一つである耳砧(つぼ)が固定され、正常に振動できなくなります。
導音性難聴の仕組み
音は外耳から鼓膜を通り、耳小骨(槌骨・砧骨・鐙骨)を伝わって内耳の蝸牛へと届きます。耳砧が硬化により動かなくなると、音波の伝達が阻害され、内耳へ届く音量が減少します。その結果、外部の音が聞こえにくくなる「導音性難聴」が生じます。
主な症状と診断
- 音がこもって聞こえる
- 低音域で特に聞き取りにくい
- 耳鳴りやめまいが伴うことも
診断は耳鼻科での聴力検査(純音聴力測定)や、骨導と空気導の差を調べるチロプラニングテストなどで行われます。
治療法の概要
進行した場合は、硬化した骨を除去し人工の耳小骨を装着する「耳砧置換術(スタペクトミー)」が一般的です。手術以外にも、補聴器や骨伝導型補聴器で音を増幅する方法があります。
