空腹時血糖異常(プレ糖尿病)の治療法は?
アメリカ糖尿病協会(ADA)によると、5700万人以上が空腹時血糖異常(プレ糖尿病)と診断されています。プレ糖尿病の治療は、糖尿病の発症を遅らせるための健康的な生活習慣の改善が中心です。
プレ糖尿病とは
血糖値が正常範囲を超えているものの、糖尿病と診断される基準には達していない状態です。ADAは、医師や糖尿病教育者が推奨する食事・運動プログラムを実践することで、糖尿病になるリスクを最大58%減らせるとしています。
食事の改善
現在、ADAは低脂肪・低炭水化物の食事を推奨しています。医師や糖尿病教育者が個々に合った食事プランを提案します。
体重減少と運動
体重の5〜10%を減らすことで、プレ糖尿病患者の糖尿病発症を遅らせられます。具体的には、週5回以上、1回30分程度の中程度の運動が推奨されます。
薬物療法
一部の患者には、糖尿病予防のために経口血糖降下薬が処方されることがあります。Richard J. Shrotらの研究では、メトホルミンなどの薬剤がプレ糖尿病患者の糖尿病発症を最大30%遅らせる可能性が示されています。
留意点
プレ糖尿病の状態でも、心血管系へのダメージが生じることがあります。そのため、早期の発見と適切な治療が健康維持にとって重要です。
