糖尿病に伴うかゆみの原因とは
米国糖尿病協会によると、糖尿病患者の約3分の1が生涯のうちに糖尿病関連の皮膚トラブルを経験するとされています。実際、糖尿病が診断される前に皮膚症状で受診するケースも少なくありません。かゆみや発疹が現れたら、適切な治療のために医師に相談しましょう。
局所的なかゆみ
原因がはっきりしないかゆみ(発疹や色素沈着がない場合)は、以下のような要因が考えられます。
- カンジダなどの酵母感染
- 血行不良(特に脚部)
- 乾燥肌
真菌感染
カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)は、糖尿病患者に多く見られる酵母様真菌で、股部のかゆみ(股部湿疹)、水虫、白癬(リングワーム)などを引き起こします。赤くかゆい発疹に水疱や鱗屑が伴うのが特徴です。
発作性黄疸(エruptive Xanthomatosis)
硬く黄色い豆大の結節が赤いハローを伴って、手・足・腕・脚・臀部などに現れます。血糖コントロール不良や脂質異常が原因と考えられます。
壊死性脂肪変性糖尿病性(Necrobiosis Lipoidica Diabeticorum, NLD)
血管の変化によって起こる稀な皮膚疾患です。最初はくすんだ赤い隆起として出現し、次第に光沢のある瘢痕様の斑点となり、紫色の縁を持ちます。かゆみや痛みを伴い、割れやすくなることがあります。
薬剤アレルギー反応
糖尿病治療薬に対するアレルギーが起きることがあります。注射部位や全身に発疹、紅斑、腫れや丘疹が現れることがあるため、疑わしい場合は医師に相談してください。
