減量と2型糖尿病の管理

2型糖尿病は米国で約2000万人が罹患している最も一般的な糖尿病です。近年、肥満率の上昇とともに診断数も増加しており、米国糖尿病協会によると新たに診断された患者の90%が過体重です。体重と血糖コントロールは密接に関係しているため、減量は病状改善に効果的です。

2型糖尿病とは

主に成人期に発症し、インスリンの作用が十分に働かず血糖が上昇します。細胞へのエネルギー供給が不足すると、血中に糖が蓄積し、循環器系、神経、主要臓器にダメージを与えます。適切に管理しないと脳卒中、心筋梗塞、失明、心血管疾患、切断、最悪の場合は死亡に至ります。

体重と糖尿病の関係

過体重は2型糖尿病の最大リスク要因です。脂肪組織が増えるとインスリン抵抗性が高まり、血圧やコレステロールも上昇します。BMIが25以上の人は発症リスクが高く、BMIが40以上の場合は重度肥満とみなされます。BMIは医療機関で測定でき、米国糖尿病協会のウェブサイトでも簡易計算が可能です。

運動と減量

体重管理と血糖コントロールには、定期的な運動が不可欠です。週に3〜5回、1回あたり30分程度の有酸素運動を目安に行うと、体重減少と血糖改善が期待できます。

健康的な食事

運動と併せて低脂肪・低ナトリウムの食事を心がけましょう。新鮮な果物や野菜を毎日取り入れ、脂肪の少ない肉、皮なしの鶏肉、魚を選び、揚げ物は控えます。これにより体重が減少し、トレーニングに必要なエネルギーも確保できます。

減量手術

重度の肥満(BMI≧40)では、胃バイパス手術などの減量手術が検討されます。手術は急速な体重減少をもたらし、高血圧や睡眠時無呼吸症候群などの合併症改善に効果的です。また、血糖調整が改善され、2型糖尿病が寛解するケースも報告されています。

糖尿病 - 関連記事